ジャンダルムへの切符 その4

ジャンダルムへの切符 その4

今回は、天候について考えてみたいと思います。


晴天続きであれば全く問題ないのですが、当日の天候は行ってみないとわからないのが山ですよね。

しかも3000m付近の岩稜帯を約6時間歩き続けるわけです。そこには岩場が延々と続いてもしものときの隠れる退避場所とかエスケープルートはないわけです。ハイマツの灌木がわずかにある程度・・・まして雷雨に見舞われた場合など考えただけでゾッとしてします。

↑ 赤岳ではすぐに樹林帯に避難できます。


荒天時の進退の判断はシビアになろうかと容易に想像できます。僕の場合、このような遠征の山行では7割荒天に見舞われておりますので少しは耐性がありますけれど、あまり楽しくないので正直パスして温泉にでも浸かりに行きたいです。ビショビショになるだけならまだしも、滑落事故、低体温症

などの危険もあるのですから。


3000m級の高山では夏の間、午後になると雲が上がってきて雷雨になることが多いようです。ですので出発は早朝にして午後12時過ぎには西穂高 独標付近には到達しておく計画がいいなぁと思います。

なおかつ降水確率は30%未満、50%以上あれば見合わせるというふうに決めておくことが必要じゃないでしょうか。


ここらへんの岩の性質として濡れると油を引いたように滑るみたいですね。特に今回奥穂高→西穂高というようにくだりのルートであればなお気をつける必要があります。

最悪な状況で(出発してからの雨天、雷雨)あれば、天狗のコルからの撤退をしたほうが良いです。

天狗沢もあまり良くはないのですが・・・

moutain-forecast.com


海外のサイトですが結構信頼できる天気予報です。ジャンダルムに挑戦する日に晴れマークが続いていれば良いですね。前日に穂高岳山荘で携帯電話の電波を捕まえてHPを見れれば良いのですが。捕まえられない場合、小屋番さんに問い合わせて慎重に判断しましょう。


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兵庫 大阪 近郊 「ユルいハイク 〜 アツいアルパイン(初級) 〜 外岩クライミング」メンバーシップ

六甲山をおもに「ユルいハイク〜アツいアルパイン(初級)〜外岩クライミング」の活動をしています。 春のハイク、夏のアルプス、秋のクライミング、冬の八ヶ岳 メンバーの登山の好みはそれぞれ違いますけど、山を愛する心に違いはありません(笑) 山を楽しむのに 年代 性別 はあまり意識せずに楽しめたらいいな。